日本は世界一の長寿国のため、様々な場所でバリアフリー化が求められています。そのため賃貸物件でもバリアフリーになっている建物が増えてきていますが、賃貸物件を探すときに注意しなくてはならないことがあります。それはその周辺地域においてもバリアフリー化が進んでいるかチェックすることです。賃貸物件がいくら不自由なく使えるようになっていても、家から一歩も出ずに生活することはできません。
病院に行ったりスーパーに行ったり、外出する機会は必ず訪れます。家の構造だけでなく、周りの住環境にも注意しておくようにしましょう。狭い道や交通量の多い道路が近くにあると、怪我をしてしまう機会が増えてしまいますので、十分に舗装された歩道があるかどうかチェックすると良いです。スーパーもなるべく陳列棚の幅が広く、高すぎるところに商品が置かれていない店舗を選んだほうが安全に買い物ができます。
最寄り駅がバリアフリー化されているかも重要なポイントです。再開発が進んできれいで落ち着いた街並みになっている都市も増えてきています。自治体が力を入れてバリアフリー化を進めているところもありますので、賃貸物件を探すときの候補地にしてみるのも良いでしょう。日本は災害の多い国ですので、近くに避難所があるかどうかやハザードマップで安全性の確認もしておかなくてはなりません。
災害で被害にあいやすいのは体の自由が利かない高齢者です。災害対策ができているか、すぐに避難できる環境かは命に関わってきます。