東京都内でも生活支援ロボットを見ることが多くなってきましたが、この先の未来ではAIなどの先進的な技術革新が生活を保障してくれるシステムになっています。これはあくまでもロボットなどが生活をサポートする未来予想図でもありますが、最も高齢者にとって身近なのは生活のベースである住宅問題です。近年東京でも増えてきているのが「高齢者専用賃貸住宅」で、介護を必要としない健常者が入居することができる住宅となります。その為に元は一軒家に住んでいたが家族も戻ることなく、夫婦だけで暮らすには間取りが広すぎるからと賃貸物件へと移行するケースは少なくありません。
また医療ケアが進んできている時代において、より簡易的に症状を診てもらうことができるようになったのは大きなことです。例えば自宅に居ながらオンラインで診断をしてもらうことや、アドバイスがあることで病気に対する不安が減ることもあります。これは高齢者専用賃貸住宅でも同じで、医療施設が近くになくてもインターネット環境があれば問題なく対応できるような時代に突入している証拠です。東京では人口の多さから見ても医療に掛かる人は増加の一途ですが、それ以上に医療ケアが充実していることで生活が楽になっていることがわかります。
しかし、高齢者専用賃貸住宅では認知症を発症したり、医療を現実に受けなくてはいけない人は入居を維持することができなくなります。この場合には新しい施設を検討する必要があり、その状況に合ったところを行政に相談することもできます。