東京都では、一部のサービス付き高齢者住宅や優良賃貸物件の入居者は、収入に応じて家賃の補助を受けることができます。この家賃補助は、千代田区・中央区・港区・墨田区・品川区・中野区・豊島区・北区・練馬区・足立区・葛飾区・江戸川区で実施しています。入居の募集は公募になります。入居資格は以下になっています。
原則として都内在住の方に限ります。申込本人が60歳以上の単身者・同居者が配偶者もしくは60歳以上の親族の方です。収入が月額38万7千円もしくは48万7千円以下の方です。その他区市町村により多少条件が異なる場合があります。
入居に関しては、各住宅の管理者まで問い合わせしてください。その他でも、東京都は高齢者住宅の供給促進のため、様々な補助を行っています。「東京都サービス付き高齢者向け住宅整備事業」として、対象の住宅を整備する事業に対して、補助金の交付があります。区市町村補助として、「東京都サービス付き高齢者向け住宅供給助成事業」を行い、支援もしています。
詳しい問い合わせ先は、民間住宅部安心居住推進課になります。昔は高齢になると賃貸を借りられないという問題がありましたが、最近では東京都だけではなく、各自治体で高齢者向け賃貸住宅の供給や拡充の支援を行っているので、住宅が借りられない時代ではなくなっています。賃貸を見つけやすくするために、不動産業者や団体を登録制にするなどの事業を行っている自治体も見られます。賃貸をお探しのときは、地区の自治体に問い合わせてみるのもよいかもしれません。